氏子町は神輿・山車踊りや練り物等を出すのが習わしで、稲荷祭の賑わいとしては江戸で1・2を争うものであった。明治以降は例祭日を端午の節句5月4・5・6日に改め、夏祭りのはしり烏森祭として全国的に有名である。昭和五年十一月、名称と謳われた神田田代町の神輿師[だし鉄]こと山本正太郎作、八つ棟型の大神輿(通称千貫神輿)、台輪四尺二寸、蕨手に鳥を置き、だし鉄の最高作とも言われている。四面ある屋根の各面に切妻が載っている八つ棟型の神輿は大層珍しく、当社の神輿ほど大きなものは類をみない。
この本社大神輿は二年に一度、五月五日の例大祭には新橋駅前を宮出とし、氏子町会を渡御する。
参考サイトURL: 烏森神社
(最終更新日: 2023年02月08日 14時00分 )