悪霊退散、疫病追放を祈った平安時代の祗園御霊会を起源とするお祭りで、地元では「おてんのうさん」の愛称で親しまれています。主な会場となる吉原商店街には200軒以上の露店が立ち並び、毎年20万人を超える人が訪れる、東海一の祇園祭です。
東海道の旧吉原宿は東西文化の交流点で、祭りでは江戸型山車、舞台屋台、吉原雛壇型山車など、全国でも珍しい21台の山車や屋台が街を練り歩きます。町ごとに趣の異なる山車や屋台が、お囃子や太鼓の音に併せて競り合う光景は迫力満点!力強い宮太鼓の演奏も披露され、祭りを盛り上げます。
また、吉原祇園祭では各神社の神輿の引き回しも見どころのひとつ。吉原祇園祭の神輿は荒神(すさのおのみこと)の神輿だけに「けんか神輿」と呼ばれるほど荒っぽいのが特徴です。神輿の上にはたくさんの笹が付いていて、これを抜き取り家の軒先に飾ると厄払いになるという言い伝えもあります。吉原の町と神社が連合し、活気あふれる激しさが魅力の吉原祇園祭。山車や神輿の全力のぶつかり合いを楽しみましょう。
参考サイトURL: 静岡県観光協会
(最終更新日: 2023年02月08日 14時00分 )